8/18,19と @nakayoshix さん主催の「クラウド温泉3.0」に参加しました。
本来であれば、何らかのアウトプットを出さないとなぁと思っていたのですが、転職して間もないこともあり、アウトプットを出すことは諦めました。
この勉強会に参加する一番の理由は、コストパフォーマンスの高さです。東京でこのレベルの勉強会をやろうとしても、人が集まりすぎて、参加者間のコミュニケーションがとれないからです。
各セッションごとの感想を書きます。
<Monadicプログラミング・マニアックス>
@asami224 さんの発表。これからのハードウェア、ネットワーク環境の変化に伴い、scalaなどの新しい関数型言語の長所を活かすポイントが分かりやすく書かれています。
「関数型言語を使うと何が便利になるのか」、自分の答えは、さまざまな処理を「並列」で動かすための仕組み(パイプライン)が揃っているからだと考えます。
今まで、WEBなどの画面から非同期でジョブネットを実行して結果を返すプログラムを作る場合、各ジョブの状態をスレッドセーフにしたりデッドロックとかを考慮する必要があるため、非常に難しい実装になります。一方で、WEBから大量の非同期処理をキックした場合、JP1のようなジョブスケジューラソフトで制御できるものではありません。
それらを埋めてくれるのが、パイプラインプログラミングだと考えます。近頃は、APIなど外部システムの情報をマッシュアップするケースが増えてきています。これらの集計をWEBから効率よく実行するためには、パイプラインプログラミングが必須になってくると考えています。
<業務システムで使う型クラス>
@zenzengood さんの発表。 業務システムの上流工程で型クラスを使用してプログラミングして検証しましょうといった内容です。振舞や構造の変更部分に型クラスを使ってみれば、シナリオベースで検証できるからよいといった内容でした。ただし、オブジェクト指向のモデリングと比較して型クラスの何がメリットとなるのか、私には理解できませんでした。ただ、ワークフローの部分を型クラスとして、それ以外の概念は今まで通りオブジェクト指向のモデリングで対応すればよいのではないかと思いました。
<ぶいてく流スケーラブルアプリの作り方 2012>
@stakezakiさんの発表 RDBとKVSの長所を活かして、RDBだけでは捌ききれないデータの参照、更新に対応するための一つの案を示していただきました。KVSにはBarkleyDBを採用していました。また、RestなAPIでこれらのデータを参照、更新しています。これからの時代のサーバ構成、ミドルウェアの選択に関して考えさせられる発表でした。
一日目の感想は以上です。
二日目の感想は、また今度...
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