今日で、2013年もおしまいです。
自分の関わっている業界で感じたことを中心にこの1年を振り返ります。
今年は、プロダクトの開発に関わるのかなぁ、と思っていましたが、諸事情あり結局SIの1年間となってしまいました。
この1年で、クラウドは普及というより、当然の選択肢となったと感じています。
また、お客様から単一のサービス(やパッケージ)を導入すれば何とかなるレベルのものではなく、様々なサービス(オンプレミスだろうがクラウドだろうが関係ない)を組み合わせるケースが増えてきました。
2014年、確実に言えることは「導入がより複雑になる」ということです。
プログラミングするための設計よりも、様々なサービス・プロダクトを連携した場合の図を描くことができる人がより必要になっているのではないでしょうか。
大手企業であれば、既存のシステムと連携することが必須です。ここでいう連携とは、システム的に連携する必要があるということではなく、システム的に連携する価値があるかどうかという観点からお客様にベストな方式を提案できることが大事です。
特に、連携するサービス間で何からのインシデントが起きたときの設計は、担当者のスキルがもっとも現れるところではないでしょうか。
「一見、サービスインしました」といって、インシデント・オペレーションについて、何も考慮せずにシステム連携した場合の現場の悲惨さは簡単に想像できるでしょう。
また、プロダクト・サービスの淘汰も来年から顕著になってくると思われます。
特に大企業向けのプロダクトは、勝ち組、負け組がはっきりしてくるかと。
以上、2013年年末時点での記録です。
みなさま、2014年もよろしくお願いします。
2013年12月31日火曜日
2013年10月6日日曜日
AWS S3に画像をサムネイル表示するプログラムをscalaで作ってみた
最近は、お客様と打ち合わせすることが多く、コーディングから遠ざかっている。
コーディングしないと、お客様への提案内容(特に技術的に可能かどうか)や見積もりのカンが鈍る。技術は日進月歩で、何もしないとお客様にまともな提案ができない。
今回のS3に画像をサムネイル表示する件も、あるお客様との打ち合わせがきっかけだ。
AWS S3に画像をアップロードしたときに、何でS3にこんな機能ないんだろう?って思った。
当初はscalaまで使ってコード書くつもりはなかったんです。
pythonのs3cmdと、アルバム作成するソフトを組み合わせれば、シェルを組めば実現できると思う。あとrubyを使ってもいいですね。
ただ、アルバム作成ソフトって、IE6に対応してないんです。JavaScriptがもうIE8以上しかダメ。お客様社内の端末はIE6なので、シンプルなHTMLでUIを作った方がいいと思った。(別にJavaScript凝ってもいいけど)
ってことで、早速深夜作業の待ち時間に作成してみた。
環境は以下の通り
ソースの説明です。
まず、AWS SDK JavaのAWS S3クライアントを作成する。
次に、AWS S3のバケッド名を設定する。
(ここでは、バケット名をkzsampleとしている。)
S3のバケットからJPEG画像のパスをリストで取得する。
(scalaだとここが非常にシンプルなロジックでいいですよね。)
VelocityテンプレートにS3から取得したパスを埋め込む。
テンプレートのパスは、templates/order.vmとしています。
テンプレートのサンプルはこんな感じ。
VelocityでparseしたHTMLをS3にアップロードするオブジェクトに変換する。
最後に公開権限をつけて、S3にアップロードする。
ということで、できたサンプルがこれです。
テンプレートのHTMLのデザインをもっと格好よくすれば、応用が効きますね。
HTML5とか....
参考までに、ソースはこちら
コーディングしないと、お客様への提案内容(特に技術的に可能かどうか)や見積もりのカンが鈍る。技術は日進月歩で、何もしないとお客様にまともな提案ができない。
今回のS3に画像をサムネイル表示する件も、あるお客様との打ち合わせがきっかけだ。
AWS S3に画像をアップロードしたときに、何でS3にこんな機能ないんだろう?って思った。
当初はscalaまで使ってコード書くつもりはなかったんです。
pythonのs3cmdと、アルバム作成するソフトを組み合わせれば、シェルを組めば実現できると思う。あとrubyを使ってもいいですね。
ただ、アルバム作成ソフトって、IE6に対応してないんです。JavaScriptがもうIE8以上しかダメ。お客様社内の端末はIE6なので、シンプルなHTMLでUIを作った方がいいと思った。(別にJavaScript凝ってもいいけど)
ってことで、早速深夜作業の待ち時間に作成してみた。
環境は以下の通り
- scala 2.10.2
- sbt 0.12.3
クラス構成とか考えてません。main関数にベタ書きです。
ソースの説明です。
まず、AWS SDK JavaのAWS S3クライアントを作成する。
//create AmazonS3Client instance val s3 = new AmazonS3Client(new ClasspathPropertiesFileCredentialsProvider); val region = Region.getRegion(Regions.AP_NORTHEAST_1); s3 setRegion region
次に、AWS S3のバケッド名を設定する。
(ここでは、バケット名をkzsampleとしている。)
//Get Objects in a bucket val bucketName = "kzsample"; val objectListing = s3 listObjects(new ListObjectsRequest withBucketName bucketName)
S3のバケットからJPEG画像のパスをリストで取得する。
(scalaだとここが非常にシンプルなロジックでいいですよね。)
//Set Jpeg Files in jpegList val jpegList = new java.util.ArrayList[String] objectListing.getObjectSummaries().filter(p => p.getKey().endsWith(".jpg")).foreach(q => jpegList.add(q.getKey()))
VelocityテンプレートにS3から取得したパスを埋め込む。
テンプレートのパスは、templates/order.vmとしています。
//Velocity Velocity.init() val context = new VelocityContext() context put("jpegList", jpegList) val sw = new StringWriter() Velocity getTemplate("templates/order.vm", "UTF-8") merge(context, sw)
テンプレートのサンプルはこんな感じ。
VelocityでparseしたHTMLをS3にアップロードするオブジェクトに変換する。
val is = new StringInputStream(sw.toString()) val metadata = new ObjectMetadata() metadata setContentEncoding "UTF-8" metadata setContentType "text/html"
最後に公開権限をつけて、S3にアップロードする。
val is = new StringInputStream(sw.toString()) //Upload html file to S3 val putRequest = new PutObjectRequest(bucketName, "html/sample.html", is, metadata) putRequest setCannedAcl CannedAccessControlList.PublicRead s3 putObject putRequest
ということで、できたサンプルがこれです。
テンプレートのHTMLのデザインをもっと格好よくすれば、応用が効きますね。
HTML5とか....
参考までに、ソースはこちら
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